2012年12月25日火曜日

大雪と遭遇!12月冬北海道ツアー終わる!

無事北海道から帰りました。
8日の北海道入りの日が雪で大荒れになり、羽田12時半発が千歳空港の手前で点検中の滑走路の着陸OKが出るまで1時間半くらい旋回し、OKになったものの、その前待っている飛行機が2,3機あり、燃料もそれを待っていたら、足らなくなるということで、羽田に引き返す。すでに時計は4時半!
燃料を入れて再び挑戦という可能性もあったが、千歳空港は完全封鎖になり、千歳はあきらめる。初日は岩見沢で仕事なので、急いで旭川空港行きの飛行機を探すと日航の6時半発があり、引き返す可能性もあるが飛ぶということで、振り替え予約する。初日の岩見沢は、FIT+寺田町君で、羽田に飛行機が引き返ったということでメンバーもスタッフもテンヤワンヤ!
6時から開演だが、とにかく終了間際でもいいから来てと旭川に降りれることを祈る!
そして何と大雪の中、着陸成功!時間はすでに8時半過ぎ!旭川は雪に強い!

早速主催の大徳さんに℡すると、旭川駅発が9時にあるというが、駅までは車でも雪で40分はかかるというので、こっちの疲れも限界に近いので、もうライブには間に合いそうもないな、とあきらめかけていたら、彼女はタクシーに乗って来て!と言う。「ええっ!もの凄い料金になるよ」と言うと「こっちで何とかするから、絶対来て!お客さんも待ってるから」と言われ、タクシーを探すが外には一台もなく、飛行場の人にタクシーを手配してもらい、岩見沢に向かう!時計はすでに9時過ぎ!タクシーの運ちゃんに、「岩見沢まで!」と言うと、「ええっ!そろそろ上がろうと思っていたので、無理だよ、旭川に今夜は泊って、明日行った方がお金もかからないし」と言われるが、「とにかく終わり近くになってもいいから、みんな待っているから一秒でも早く会場に行かなくてはならないのだ!」と言うと知り合いの個人タクシーを紹介してくれ、途中で乗り換える。ああー疲れるー!
この運ちゃんもタバコ吸うらしく、時間かかるから窓開けて吸っていいと!ヤレヤレ!

雪は相変わらず、轟々降っていて運ちゃんも心配な様子!案の上高速道路は、封鎖され下の道を走る!うとうとしている中、大徳さんと運ちゃんが道を確認している声が聞こえる。
11時過ぎに岩見沢に入る道を運ちゃんが聞いているのでもう少しかなの思うが、なかなか着かない!大徳さんから電話が入り、岩見沢に入る道を通り越してしまったようで、10キロ以上通り越してしまったようだ。大徳さんはカンカンに怒り「こっちは一秒たりとも早く着くように待っているのに、料金をごまかそうっての?!ふざけんじゃないよ!」とタンカを切る声が聞こえ、運ちゃんも慌ててぶっ飛ばして来た道を戻る!途中車で大徳さんが迎えに来てくれ、会場に辿り着いたのが11時半!みんな良く来れた!と出迎えてくれ、やっと笑顔が!更に驚いたのは、ほとんどのお客さんが残って待ってくれたのだ!!ええっ!!!!!素晴らしいお客さん!!

最終セットは11時半から夜中12時40分に!
タクシー代は、お客さんのカンパもあり、メーターは3万近くなっていたが、通り越したこともあり、値切れてカンパで間に合ったとのこと。それにしても、カーナビがあったのに使わなかったのは?ボルため?

寺さんや瀬尾君、一哲君もお客さんが残ってくれるように、3セットいろいろ工夫してやってくれたのだ!岩見沢のジャズをずっと育ててきたゴヤママ永原秀子さんへの追悼曲「志乃のタンゴ」のバラード部分に詩をつけてくれた寺さんの初お披露目も叶うことができたのだ
こんなにみんなの思い、気持ちを一つにさせたのも、大徳さんの「絶対板橋さんは来る!!」という強い信念があったからだと思う。素晴らしい人だ!岩見沢にこの人あり!本当にありがとう!生涯この日は忘れない!!

続く

1 件のコメント:

ikuko さんのコメント...

板橋さん8日は大変大変お疲れ様でした。それから感動をいっぱいありがとう。
よくぞあの猛吹雪の中この島に上陸してくれましたね。あの日はほんとに喜怒哀楽満載の一日でした。そしてなんだか皆の集中力が一点に集まって火がついたような、虫眼鏡で太陽の光を集めて火をつけるみたいに、、ライブを成功させる!そのことに皆の集中力が集まって、まるで映画の中にいるようでした。役者が揃っていました。まず、炭鉱の記憶マネジメントセンターの北口さん(元旅行会社勤務)。彼女がいなければタクシーの選択は出来なかった。交通機関のアクセス情報をタイムリーで調べてくれて。そして会場に張り付いている私にそれを逐一伝達してくれた小川の昌恵ちゃん、即興居酒屋を結局ほとんど切り盛りしてくれた黒川文恵、セブンスハイの上村さん、彼らは私の手の届かないところ、気付かないところをいつもいつの間にかやってくれてしまっている。ありがとう。

それに、あの素敵なお客さんたち。
瀬尾君とタクシー代の話をしているのを聞いていた黒のロングコートを着た紳士、ニコニコ笑いながら、『どれどれ私が協力しよう』と突然一万円!!えっ一万円!なんて粋な方なの!ありがとう。(あとでジャズを愛する某印刷会社の社長さんと判明)あの一万円がなければ
タクシーの選択はしなかった。
それから、『カンパアツメレバ?』と私に小声で耳打ちした恵庭の中村さん。えぇぇ?4時間近くも待たせているうえにこの上カンパなんて。。ダメもとでエイ!『おひとり様100円で結構ですのでカンパいただけないでしょうか?』私がもっていたアルミのボールに100円、500円、1000円まで!2階のお客様は手すり越しに上から小銭入れをひっくり返してジャラジャラちゃりーぃん!泣!
これって【すばらしき哉人生】のワンシーンだ。この猛吹雪の中隣町から一時間かけてたどり着いたお父さん、開演前に板橋さん不在のまま始める旨を伝えたとき『なに?板橋来てないだと?俺は板橋聴きに来たんだぞ!怒怒怒!!!』って。でもその父さんも2階からちゃりーんてかんぱしてくれた。みんななんてやさしいの!(板橋さん、ほんとに愛されてるよ)私ここでもう胸がいっぱいになってしまって。号泣!
で、そこであの運ちゃんだからキレる。だってそんなお客さんの気持ち踏みにじるようなまねしやがって!!号怒!!!コノヤロウと思ったら、ぶちっブチッっと私の中でキレる音が聞こえ、皆に聞かれるのが嫌であわてて外に出て思いっきり吠えてしまいました。確か、瀬尾君の携帯を借りて怒鳴っていたから私の唾をどっちゃし浴びただろうなぁあの携帯(笑)まあでも猛吹雪の中事故なく板橋さんを送り届けてくれてありがとう。それからもちろん寺、瀬尾、一哲君、4ステージありがとう、おつかれさまでした!!

あの日はほんとは80人くらいになる予定だったんです。でも、そもそも吹雪で出られない方10人くらい、板橋さん不在で帰られた方、終電に間に合わないと帰られた方10人くらい。会場のマネジメントセンターの方に『2階の床が落ちたら困るのでもう締め切ってください』と言われ、
それもそうだとあきらめましたが、そのくらい音楽、ライブを愛する人たちが岩見沢にはいっぱいいます。ジャズだけではなく、アマチュアバンドの活動も盛んだし、昨年から200人くらいの市民による大合唱団も生まれたし。豪雪、洪水、食中毒、談合事件、全国版ニュースにはロクな話題を提供したことがない街ですが、心豊かな人々がたくさん暮らすいい街です。

あ、それから田んぼでライブの件、うちでよければとおっしゃってくれている有機農家さんがいます、まだ山の神様の承諾は得ていませんが。。天候等問題はありますが実現したらおもしろいなぁといろいろ企んでますよ。