四国ツアーの伊予美人ライブでお世話になった奥山聖治君からまたオレンジとお便りが届きました。
ありがとう!すごくいい便りなので、載せます。
それと伊予美人でのスナップも!皆さまありがとう!
「今年の春の収穫(夏ミカン)は、3トンダンプ満載にして石巻に持って行った。
震災直後に現地入りした友人が、ボランティアセンターを立ち上げ、毎日2~3000食の炊き出しをしていたからだ。
一個のにぎり飯を分け合ってきた人達に、我々の甘夏を遠慮なく食べてもらいたかった。彼らのブログに、小さな女の子が大事そうに甘夏を抱えている写真とやんちゃな男の子が「僕は10個食べる!」と子供らしさを取り戻した様子が報告されていて、うれしかった。
帰りには東北道を通ったのだが、福島市あたりで窓をあけて走った数分間で、目に異常な痛みが発生。除染もせずに東北道の共用を始めたのだろうと直感した。
かつて、栃木に住んでいた僕は、福島の山々に足繁く通った。福島は本当に美しい国だったのだ。
そこに住む人々や生き物達の深い悲しみを感じずにはいられない。
彼らの痛みや犠牲を無駄にしないよう、我々は日々の生活をデザインしなければいけないだろう。
そして復興のための唯一の光は、やはり”微生物”ということになるだろうと思っている。
一部の人間だけに富がもたらせる「マネー・システム」とは別に、全ての生き物が豊かになるような
”命のシステム”を誰もがイメージしていかないといけないと思う。」
海山祭組 奥山 せいじ
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